この上司の下では

抜け駆け先駆けなんでもあり(挨拶)
さて、兵の華ですね。
小生こと三並達也(仮)の会社の別課の上司は、「出来ない奴はどんどん切る、出来る奴はどんどん引き上げる」と終礼で言いました。
このとき小生こと三並達也(仮)は藤原徳郎(仮)氏から先日お借りしていた本のおかげで、人を見る目も変わったし、聞き方も変えた。
そのおかげで小生こと三並達也(仮)は、仕事において余裕というものを失った。
今までは多少あった。
だが、今日は職場自体に余裕があるはずなのに、小生こと三並達也(仮)自身に存在しなくなったのだ。
そして時間が流れて、時間的に昨日の終礼にて別課の課長が上記の一言。
こんなことを言われたら、別課の社員はどんな気持ちになるだろうか?
小生こと三並達也(仮)なら、現在の立場を守るために敵となる同僚の頭を潰しにかかるだろう。
ようやく役職まであと一歩の地位にいるのだ。
仕事を教えてくれといわれても、あまり教えたくないし。
物事を失敗する方向に策を張り巡らすだろうし。
そして、切り捨てられれば、仕事に対してやる気をなくしてしまうだろう。
あの上司のことだ。
切り捨てられるほうの気持ちなど一切おかまい無しだろう。
きっと、「定期的に辞める社員が良い社員」と思うようになり。
そして「定期的にやめる同僚こそ良い同僚」という考えに行き着く。
楽しいだろうな、見てる分には、別課の社員は、同僚は「みんな敵」という考えの下に生まれる敵対心、自分より下の者が虎視眈々と自分の地位を狙っているという猜疑心をいっそう強めて、仕事には余計な重圧を感じてしまう。
別課の小生こと三並達也のような地位にいるのは二人。
だが、この二人の間には雲泥の差がある。
最近の泥のほうはなんだかぎすぎすした感じがある。
きっと上司の言うことが身にしみているのだろう。
小生こと三並達也(仮)の上司(先月から)が藤原徳郎(仮)氏で良かったと思う。
話の聞き方や話し方は、昨日の本の内容と似たような感じだが、小生こと三並達也(仮)や同僚に対して時には説教、時にはヒントを出しながら仕事を教えてくれた。
決して、別課の上司のような同僚との関係をややっこしくするきっかけになるようなことは言わないし、いつも「やめるやめる」と言っている内の課の社員に叱咤説教し最後には励ましている。
小生こと三並達也(仮)も、藤原徳郎(仮)氏のような上司になりたいと、心底思った一日でした。